みんなが知らないマジックの分類!
今回はマジックが何種類存在するのか、そしてそれぞれのマジックの特徴について述べていこうと思います。まず、マジックは大きく分けて3つに分類されます。クロースアップマジックとステージマジック、イリュージョンマジックです。少し馴染みの無いものも含まれているので、順々に述べていこうと思います。
- クロースアップマジック
クロースアップマジックとはお客さんと近い距離で行うマジックのことである。テーブルマジックとも呼ばれマジックと聞いて一番最初に想像するタイプのものである。テレビでよく放映されてるのもこのタイプであり、例えばお客さんの選んだトランプを当てたり、フォークがグニョングニョンに曲がったり、コインが増えたりとそういった種類のものであり、このタイプのマジックのメリットとして以下の事が挙げられる。
- お客さんと近い距離にあるので、お客さんが怪しんだ事についてすぐに調べたり、突っ込んだりできるため、不思議な事が起こると驚きは大きい。
- お客さんを介したマジックを行う事が可能である。例えばお客さんが想像した数字や、お客さんがずっと握っていたトランプなどマジックの現象の間にお客さんを挟む事で、不可能性を上げる事が可能である。
- 単純にお客さんと仲良くなる事が可能であり、一方的にマジックを押し付けてしまわないように配慮することができる。
逆にデメリットも色々考えられる。
- お客さんと近い分、少人数にしか見せる事ができない。どんなに頑張っても数十人が限界であり、よく前の人の頭が邪魔でマジックが見づらいという事が起こりうる。
- 大きな物を扱ったマジックは出来ないので、派手さに欠けるとも言える。
続いてステージマジックについてである。ステージマジックを見た事がある人はとても少ないと思うが、ステージの上に立ち、音楽をかけて行う大掛かりなマジックの事である。ハトを出したり、お花を出したり、たくさんカードを出したりとそういった種類のものである。ここが良く間違われるポイントだが、イリュージョンマジックではない。ステージマジックでは大きな装置などは用いず、基本的にはマジシャンの力によって不思議な事を起こす。メリットとしては以下の事が挙げられる。
- 大きな物を用いてマジックをするので、派手さがある。
- 遠くの人からでも見やすい。
- クロースアップマジックとは違い、ビジュアルに物が消えたり、色が変わったり、消えたりする事ができる。
- 音楽にあわせて演技するので、そもそも良い曲、感動する曲などを用いる事で、音楽自体の良さをマジックに加える事ができる。そのため、感動や楽しさなど感情に訴えやすい。
ステージマジックはいまいち想像できない人もいると思うので、著者おすすめのステージマジシャンの動画を以下に貼っておく。
韓国のマジシャンYu Ho Jinであり、彼は3年に1度開催されるマジックのオリンピックFismの2012年大会でグランプリを取ったマジシャンである。こういったマジックのコンテストについてはまた別の記事で取り上げたいと思うので、一旦このぐらいで。なんとなくステージマジックについて知ってもらえたと思いますが、このステージマジックにもやはりデメリットが存在します。
- お客さんからやや離れているため、手に取ってマジシャンが使っているものを調べたりという事はできない。そのため、一旦タネが気になるとマジックに集中できなくなる可能性がある。
- 基本的にホールやシアターなどステージがしっかりあり、お客さんが前に座っている事が前提とされているので、角度に弱く、どこからでも見れるというわけではない。それにより、テレビで放映する事が難しいので、あまりステージマジックのテレビ番組は制作されない。
- あまりにも遠いとやや見えづらい。
最後にイリュージョンマジックについてである、上記でもやや触れましたが、大きな装置や仕掛けを用いて、スケールの大きいマジックを行う。例えば、人体交換、人体切断、瞬間移動などである。これはかなり想像しやすいと思うが、以下のようなメリットが存在する。
- かなり遠い客席からでも見る事ができる。
- 自身のスキルや技術をほぼ必要としない。もちろん練習しなければならないが、他のジャンルに比べると、習得が早い。
- 不可能性が高い、スケールの大きい現象を起こす事ができる。
また、デメリットは以下のようである。
- いわゆる「タネ」が存在しそうな装置が堂々と置いてあるので、単純に怪しい。
- 装置がとても高価なので、手に入れる事ができる人が限られる。
イリュージョンマジックはロマンある現象も確かに多いが、装置が怪しいので、あまり好まない人も多いとは思われる。実際、著者もあまり好きな部類ではない。
以上3種類のマジックについてメリット、デメリットを含め軽く紹介してきましたが、著者は主にステージマジック専門であるので、これからも時々、おすすめのステージマジシャンを解説付きで記事を書いていこうかなと思っています。色々マジックについて誤解していた点もあったのではないでしょうか。それではまた!
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