マジシャンの日常

マジシャンとして活動しています。マジシャンの裏側やマジックの秘密、また、マジシャンの視点からエンタメについて思う事、様々な役立つ情報などを綴ります。

マジシャンってどれぐらい稼げるの!?

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身の回りにマジシャンがいる人ってあんまりいないですよね。マジシャンが普段どういう所で働いているのか、どれぐらい稼げるのか、今回はそういった点に注目していきたいと思います。

 

マジシャンの働き口は主に2つです。マジックバーか単発のイベントや営業です。稀にストリートやレストランなどで働いてらっしゃる方もいますが、基本的には平日マジックバーに入り、たまの土日にイベントが入るという生活がほとんどです。マジックバーに馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますが、マジックを見ながらお酒を飲める所と考えて頂いて大丈夫です。

 

  • マジックバー

全国展開されている手品家というマジックバーの相場を元に考えていきます。もちろん人によって上下はしますが、日給3000円から8000円の間あたりです。それに店長や副店長などの役職につくと、プラスアルファで貰えるという事になります。ここでは5000円として計算しましょう。また複数のマジックバーで働いている人も多いですが、それでも平日全て出勤する事はシフト上、ほぼ不可能です。

ここでは5日中4日働いている事にしましょう。すると平日の稼ぎは5000×420000円になります。1年が52週だとすると、1年で20000×521040000円となります。

続いてイベントや営業などの価格帯について述べていきます。

 

  • イベント、営業

イベントや営業はそんなにホイホイ入るものではありません。そもそも毎日イベントなどやっていませんし、大体土日に固まっています。なので営業だけで食べていける事は超有名マジシャンでもない限り、ほぼありません。例えばもしあなたが、老人ホームや地蔵盆などでレクリエーションを開くとした時、いくらマジシャンに支払えば良いのでしょうか?もしかしたら将来こういう時が訪れるかもしれませんよね。実際に30分のショーをお願いするとなった時、相場は3万から5万円です。時間が15分だと1万円だったり、もしくは学会のパーティーなどかなり格式高い場でのショーだと10万円などの時もあります。少なくとも1万円を超えないとパフォーマーに対して失礼に値すると考えて良いと思います。

ここでは、月に33万円の営業があったと仮定します。月に9万円です。1年で108万円ですね。これはかなりザックリした計算であり、本来地蔵盆の時期やクリスマスの時期など月に10回ぐらいイベントがある月もあれば、月に1回の月もあります。しかし、平均月に3回と考えて問題ないです。

 

これらの計算をまとめると104万+108万=212万円となります。これが平均的なマジシャンの年収です。少し有名になると営業の割合が増して、400万円ぐらいまで上がる方もいらっしゃいますが、基本的にはそこぐらいで頭打ちです。もっと稼ごうと思うならば日本を脱出しアメリカに行くしかありません。アメリカにはMagic Castle という会員制クラブがあり、富裕層がマジックを見る習慣ができあがっています。そのためもっと高い収入をのぞめるかもしれませんが、日本で活動するとなると、年収200万円が妥当と言えます。もしマジシャンになりたいと考えてる人がいるなら是非参考にしてみてください!ではまた!

 

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