マジシャンの日常

マジシャンとして活動しています。マジシャンの裏側やマジックの秘密、また、マジシャンの視点からエンタメについて思う事、様々な役立つ情報などを綴ります。

 映画「冴えない彼女の育て方 fine」感想

 

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映画「冴えない彼女の育て方 fine」感想

映画「冴えない彼女の育て方 fine」を見てきました!一言で言うと神映画でした。一期と二期のアニメを見るか原作を読んでないとなんのこっちゃという感じはありますが、見てたらクライマックスは感動で涙してしまいます。ではネタバレありですが、感想を述べていきたいと思います!まだ見てないという方は是非下のPVを見てなんとなく映画の雰囲気を感じ取っていってください!

 

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あらすじ

今回の映画は主人公の安芸倫也率いるサークルBlessing softwareの「冴えない彼女の育て方」というゲーム製作という1つの柱のまわりにあらゆるストーリーを肉付けする事で描いています。

映画前半はゲーム製作途中で、スカイプで倫也と恵がイチャイチャしたり、駅のホームでゲームシナリオのためという体で手を繋いだりとストーリーとは特に関係のないシーンが多く散りばめられています。他にも美智留のワンマンライブをする事で劇場版らしく音楽要素をしっかり入れています。

そして、順調に距離が縮まる倫也と恵。しかしここで事件が起こります。英梨々と詩羽がゲーム製作の仕事の上司としてお世話になっている紅坂朱音が脳梗塞により倒れてしまいます。このままだと英梨々と詩羽が取り掛かっているフィールズクロニクルが満足いく形で製作できなくなってしまいます。英梨々が倫也の助けを借りようと言い出し、それに逡巡する詩羽。そのシーンはあまり触れられず、後々伏線としてしっかり回収されます。結果的に倫也に助けを求める2人。倫也が再びマスターアップ前にゲーム製作から抜けることに怒る恵。ここで、恵のあまり描かれなかった部分、倫也を思う気持ちが表に出ます。ここから本映画一番の盛り上がりへと向かいます。

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英梨々と詩羽のゲーム完成後、先程の伏線が回収されます。ずっと恋し続けてきた倫也を諦める選択をするのです。この冴えない彼女の育て方というライトノベルはそもそも倫也を想う多くの女の子達の物語です。英梨々と詩羽も多くの思い出を倫也と共有し、長い間お互いを大切にしてきました。そんな彼女達が自分達ではなく恵を応援する覚悟をしたのです。倫也にゲーム製作の手伝いをお願いする事で順調にいっていた倫也と恵の仲を一旦悪くさせる、しかし結果的に2人の絆を強くする事が分かっていたのです。長い間一緒に戦ってきた彼女達には分かっていたのです。ここで助けを求める選択をした場合後戻りができないという事を。2人の思い出や秘めた思いなどいろんなものが分かっていれば分かっているほど2人の決断が辛く、苦しい事が分かります。しかし英梨々と詩羽のフィールズクロニクルという最高傑作の完成を望む倫也の気持ちを優先したのです。彼女達は分かっていたのです。

「倫也が好きなのは霞ヶ丘詩羽ではなく、霞詩子であり、倫也が愛してやまないのは英梨々ではなく柏木エリだと言う事に。」

2人が目を背けたかった事実。それについに目を向けることになります。

2人の予想通り、1つの試練が与えられる事でさらに絆が深まる倫也と恵。倫也と恵が見事結ばれます。そして「冴えない彼女の育て方」というゲームが完成し、英梨々と詩羽が本当に倫也との別れへと向かいます。2人は倫也に追いつかれないように走り続ける事を決意、けれどもきっと倫也なら追いついてきてくれると期待し、詩羽は言います。「走り続けながら待ちましょう。」

 

そして、エンディングとともに「冴えない彼女の育て方」を販売する冬コミを振り返り、時間は流れます。

 

 

その後、英梨々と詩羽の期待通り、倫也は追いついてきます。再び集まるblessing softwareの面々。

 

ーこれまでも。これからも。blessing softwareはなくならない。ー

 

 

感想

めちゃくちゃアツかったですね!自分で文章作ってて、泣きそうになってきました。映画前半には、ファンにとってはテンションが純粋に上がる、いちゃいちゃシーンが多く散りばめられていますし、美智留のワンマンライブをする事で劇場版らしく音楽要素をしっかり入れています。美智留の成長も描かれ、新たに曲も追加されここでもテンションが上がりますね!

しかし、なんと言っても、英梨々と詩羽の覚悟のシーンがめちゃくちゃあついです!このシーンは2人に思いきり感情移入してしまい、ボロ泣きしてしまいました。一期、二期のアニメ全ての重さを感じたワンシーンでした!

倫也の告白シーン。このシーンは純粋に嬉しいシーンでしたね。倫也らしく、へたれで甲斐性が無くて、正直普通の女の子だと喜ばないような告白の仕方でしたが、最後まで変わらない姿を見てとても嬉しかったです。

 

 

前半の落ち着き。事件があり、それによるハラハラ。乗り越える事でさらに深まる絆。敗者の覚悟。敗者の思い。今までの全てをここにぶつけたかのような理想的な盛り上げ方だったと思います。そしてエンディングでも再び盛り上げ、ラストは賛否両論あるとは思いますが、未来が描かれて終わり。再び集まる6人。字面にするとあついですが、実際は直前の方があつく、最後はやや盛り下がった感じはしますが、全体の構成としては入れたくなる気持ちもわかります。おそらくですが、何度も見てるとラストは入れたくなると思います。製作者側の気持ちですね。思いきりネタばれ含んでいましたが、まだ見てないという方は是非劇場まで!ではまた!

 

 

こんな感じでアニメや映画の感想や考察などもしています。もし良ければ見ていってください!

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