見ないと損!世界NO.1のマジシャン!
今回は、おすすめのマジシャン紹介シリーズの記念すべき第1弾です。すごいマジックを見てはみたい!けど、誰がすごい人なのか知らない、、どうやったら見れるのか分からない、、という人のためにYouTubeに演技動画が落ちている凄腕マジシャンを紹介していきます。
マジックにもコンテストというのがあり、3年に1度、Fismというマジックのオリンピックが開催されます。今回紹介するEric ChienはFism2018年大会のグランプリです。著者もFismに行っていたのですが、彼の演技中ずっと叫びっぱなしでした!前置きはこの程度にしておいて、是非ご覧ください!From Taiwan China, Eric Chien!!
いかがだったでしょうか。この近距離でここまでビジュアルに物を消したり、出したり、色を変えたりするのは非常に難しい事なのです。そして非常に分かりやすいコンセプトですね。白いリボンに出会った青年、最初は興味本位で動いていきますが、どんどん不思議な事に巻き込まれていき、最後はお金に目がくらみ全てを失ってしまいます。彼自身が本当に不思議そうな顔をするので、とても共感できてしまいます。また、リボンで2つに分けられた領域間を行き来する度に綺麗に変化しており、色の変化から消失、そしてコインの変化までがとてもスムーズに移行しています。そして近距離で行うマジックではマジシャンが喋ってマジックを行う事が多いのですが、彼は音楽をかけて曲調と彼の感情を合わせる事で一つの物語を作りあげています。近年、クロースアップマジックでも音楽をかけて行う人も増えてきましたが、彼は現時点での最高到達点と言えるでしょう。
このマジックで彼のファンになってしまった人のために彼の他の作品も載せておきますね。Asia's Got Talent という番組でマジックを披露した時の映像です。
彼の作品はアーティックなものが多く、今まで持っていたマジックのイメージを覆された人も多いと思います。これからもどんどん凄いマジシャンを紹介していきたいと思います!すごいマジック見たいけど誰が凄いか分からないという方、是非引き続き、第2弾、第3弾と続けていく予定なので楽しみにしておいてください!ではまた!
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マジシャンの3大原則!
実はマジシャンが犯してはならない3つのルールが存在します。これを提唱したのは、アメリカの偉大なマジシャン、ハワード・サーストン(Howard Thurston ,1869-1936)であり、マジックを志す者ならみんな知っているルールです。また名探偵コナンでも出てきたので、もしかしたらコナン好きの方は知ってる方もいるかもしれませんね。以下の3つのルールです。
- 種明かしをしてはならない。
- 同じマジックを2度繰り返し見せてはならない。
- マジックを演じる前に現象を説明してはならない。
- 種明かしをしてはならない。
種明かしは言わずもがなという感じはしますが、実はこの種明かしについても論争が起きています。それはまた別の記事で取り上げたいと思います。種というのは知ってしまうと意外と興ざめな事も多いです。なんだそんな事かとがっかりすることも多いでしょう。そうならずに夢のまま気持ちよく終わるのが見る側にとっても、マジシャンにとっても良い事だと思います。だから種だけはマジシャンに聞いたらダメですよ!
- 同じマジックを2度繰り返し見せてはならない。
これはマジックの初心者がやってしまいがちな事ではありますが、リクエストされるがままに続けて同じマジックをやってしまうと、マジックを見る時の視点が変わってしまうのです。1度目はすごい!不思議だ!という感想が出てくるでしょう。しかしそのまま見る2回目というのは、マジックの流れを知っているわけです。そうなると視点はどうやったんだろう?に変わってきます。次に現象が起こる所を先読みで見てしまうかもしれませんね。そういった事の積み重ねでいずれ種がバレてしまったり、つまらないと感じさせてしまうでしょう。なので同じマジックを見せてはいけないわけではありません。「続けて」同じマジックを見せてはいけないのです。
しかし、これも時代の変化とともにこのルールを逆手に取ったマジックというのも出てきました。わざと同じマジックを続けてやっているようなフリをするのです。あくまでリクエストに応えているようなそういうフリを装います。しかし、最後の1番大きい現象、オチに当たる現象だけ大きく変更するのです。そうするとどうやったんだろう?に視点が変わっている分、より驚きが増大します。少し引っ掛けているような感覚ですね。
- マジックを演じる前に現象を説明してはならない
これについてはどうして?って思う方も多いかもしれません。実はこのルールについても時代と共に変わってきており、部分的に当てはまるものになっています。実は、これから起こる現象を言わないとお客さんにとってストレスになる場合があります。お客さんに何度も手伝ってもらう場合などです。例えば、トランプを1枚引いてもらって、それを覚えてもらって、トランプの山に戻してもらって、そこからさらに複雑なステップで混ぜてもらうといった場合、このマジックの終着点はどこなのか?という事を言った方が逆にストレスが減ります。この場合だと、「今からお客さんの引いたトランプを当てます。なので1枚トランプを引いてもらってそれをおぼえてもらって良いですか?」などと言えば良いわけです。大抵そういう風に言う場合は、トランプを当てるだけでは終わりません。そこから大きなオチが待っているのです。
しかしもちろんこのルールが当てはまる場合も多くあります。例えばとうていワインボトルなど入っていないように見える小さな袋からワインボトルを取り出すというマジックをするとした場合、「ワインボトルを取り出します」と言ってしまうとワクワク感が減ってしまいます。
まとめると、オチはもちろん言ってはいけないが、重大なネタバレにならない程度に軽く紹介しないと見る気すら起きないという感じですね。映画のPVが効果的なのは、重大なネタバレが無い中で、作品の魅力を伝えているからであるというのに似ています。
以上、マジシャンの3大原則でした。
どうでしたか?マジシャンが守るルール、知っておくとどこかで役に立つかもしれませんよ?ではまた!
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マジシャンってどれぐらい稼げるの!?
身の回りにマジシャンがいる人ってあんまりいないですよね。マジシャンが普段どういう所で働いているのか、どれぐらい稼げるのか、今回はそういった点に注目していきたいと思います。
マジシャンの働き口は主に2つです。マジックバーか単発のイベントや営業です。稀にストリートやレストランなどで働いてらっしゃる方もいますが、基本的には平日マジックバーに入り、たまの土日にイベントが入るという生活がほとんどです。マジックバーに馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますが、マジックを見ながらお酒を飲める所と考えて頂いて大丈夫です。
- マジックバー
全国展開されている手品家というマジックバーの相場を元に考えていきます。もちろん人によって上下はしますが、日給3000円から8000円の間あたりです。それに店長や副店長などの役職につくと、プラスアルファで貰えるという事になります。ここでは5000円として計算しましょう。また複数のマジックバーで働いている人も多いですが、それでも平日全て出勤する事はシフト上、ほぼ不可能です。
ここでは5日中4日働いている事にしましょう。すると平日の稼ぎは5000円×4で20000円になります。1年が52週だとすると、1年で20000×52=1040000円となります。
続いてイベントや営業などの価格帯について述べていきます。
- イベント、営業
イベントや営業はそんなにホイホイ入るものではありません。そもそも毎日イベントなどやっていませんし、大体土日に固まっています。なので営業だけで食べていける事は超有名マジシャンでもない限り、ほぼありません。例えばもしあなたが、老人ホームや地蔵盆などでレクリエーションを開くとした時、いくらマジシャンに支払えば良いのでしょうか?もしかしたら将来こういう時が訪れるかもしれませんよね。実際に30分のショーをお願いするとなった時、相場は3万から5万円です。時間が15分だと1万円だったり、もしくは学会のパーティーなどかなり格式高い場でのショーだと10万円などの時もあります。少なくとも1万円を超えないとパフォーマーに対して失礼に値すると考えて良いと思います。
ここでは、月に3回3万円の営業があったと仮定します。月に9万円です。1年で108万円ですね。これはかなりザックリした計算であり、本来地蔵盆の時期やクリスマスの時期など月に10回ぐらいイベントがある月もあれば、月に1回の月もあります。しかし、平均月に3回と考えて問題ないです。
これらの計算をまとめると104万+108万=212万円となります。これが平均的なマジシャンの年収です。少し有名になると営業の割合が増して、400万円ぐらいまで上がる方もいらっしゃいますが、基本的にはそこぐらいで頭打ちです。もっと稼ごうと思うならば日本を脱出しアメリカに行くしかありません。アメリカにはMagic Castle という会員制クラブがあり、富裕層がマジックを見る習慣ができあがっています。そのためもっと高い収入をのぞめるかもしれませんが、日本で活動するとなると、年収200万円が妥当と言えます。もしマジシャンになりたいと考えてる人がいるなら是非参考にしてみてください!ではまた!
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みんなが知らないマジックの分類!
今回はマジックが何種類存在するのか、そしてそれぞれのマジックの特徴について述べていこうと思います。まず、マジックは大きく分けて3つに分類されます。クロースアップマジックとステージマジック、イリュージョンマジックです。少し馴染みの無いものも含まれているので、順々に述べていこうと思います。
- クロースアップマジック
クロースアップマジックとはお客さんと近い距離で行うマジックのことである。テーブルマジックとも呼ばれマジックと聞いて一番最初に想像するタイプのものである。テレビでよく放映されてるのもこのタイプであり、例えばお客さんの選んだトランプを当てたり、フォークがグニョングニョンに曲がったり、コインが増えたりとそういった種類のものであり、このタイプのマジックのメリットとして以下の事が挙げられる。
- お客さんと近い距離にあるので、お客さんが怪しんだ事についてすぐに調べたり、突っ込んだりできるため、不思議な事が起こると驚きは大きい。
- お客さんを介したマジックを行う事が可能である。例えばお客さんが想像した数字や、お客さんがずっと握っていたトランプなどマジックの現象の間にお客さんを挟む事で、不可能性を上げる事が可能である。
- 単純にお客さんと仲良くなる事が可能であり、一方的にマジックを押し付けてしまわないように配慮することができる。
逆にデメリットも色々考えられる。
- お客さんと近い分、少人数にしか見せる事ができない。どんなに頑張っても数十人が限界であり、よく前の人の頭が邪魔でマジックが見づらいという事が起こりうる。
- 大きな物を扱ったマジックは出来ないので、派手さに欠けるとも言える。
続いてステージマジックについてである。ステージマジックを見た事がある人はとても少ないと思うが、ステージの上に立ち、音楽をかけて行う大掛かりなマジックの事である。ハトを出したり、お花を出したり、たくさんカードを出したりとそういった種類のものである。ここが良く間違われるポイントだが、イリュージョンマジックではない。ステージマジックでは大きな装置などは用いず、基本的にはマジシャンの力によって不思議な事を起こす。メリットとしては以下の事が挙げられる。
- 大きな物を用いてマジックをするので、派手さがある。
- 遠くの人からでも見やすい。
- クロースアップマジックとは違い、ビジュアルに物が消えたり、色が変わったり、消えたりする事ができる。
- 音楽にあわせて演技するので、そもそも良い曲、感動する曲などを用いる事で、音楽自体の良さをマジックに加える事ができる。そのため、感動や楽しさなど感情に訴えやすい。
ステージマジックはいまいち想像できない人もいると思うので、著者おすすめのステージマジシャンの動画を以下に貼っておく。
韓国のマジシャンYu Ho Jinであり、彼は3年に1度開催されるマジックのオリンピックFismの2012年大会でグランプリを取ったマジシャンである。こういったマジックのコンテストについてはまた別の記事で取り上げたいと思うので、一旦このぐらいで。なんとなくステージマジックについて知ってもらえたと思いますが、このステージマジックにもやはりデメリットが存在します。
- お客さんからやや離れているため、手に取ってマジシャンが使っているものを調べたりという事はできない。そのため、一旦タネが気になるとマジックに集中できなくなる可能性がある。
- 基本的にホールやシアターなどステージがしっかりあり、お客さんが前に座っている事が前提とされているので、角度に弱く、どこからでも見れるというわけではない。それにより、テレビで放映する事が難しいので、あまりステージマジックのテレビ番組は制作されない。
- あまりにも遠いとやや見えづらい。
最後にイリュージョンマジックについてである、上記でもやや触れましたが、大きな装置や仕掛けを用いて、スケールの大きいマジックを行う。例えば、人体交換、人体切断、瞬間移動などである。これはかなり想像しやすいと思うが、以下のようなメリットが存在する。
- かなり遠い客席からでも見る事ができる。
- 自身のスキルや技術をほぼ必要としない。もちろん練習しなければならないが、他のジャンルに比べると、習得が早い。
- 不可能性が高い、スケールの大きい現象を起こす事ができる。
また、デメリットは以下のようである。
- いわゆる「タネ」が存在しそうな装置が堂々と置いてあるので、単純に怪しい。
- 装置がとても高価なので、手に入れる事ができる人が限られる。
イリュージョンマジックはロマンある現象も確かに多いが、装置が怪しいので、あまり好まない人も多いとは思われる。実際、著者もあまり好きな部類ではない。
以上3種類のマジックについてメリット、デメリットを含め軽く紹介してきましたが、著者は主にステージマジック専門であるので、これからも時々、おすすめのステージマジシャンを解説付きで記事を書いていこうかなと思っています。色々マジックについて誤解していた点もあったのではないでしょうか。それではまた!
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マジックの始め方 コスパ最強!30分でできる!
マジックを始めるのはめちゃくちゃ簡単だ。それにエンタメの中でもマジックは身につけるのが簡単な部類に入る。というのもきちんとした筋道をたどっていけば挫折ポイントがとても少ないからである。マジックとは大きく分けて2種類存在する。1つは自身のテクニックを用いて不思議な現象を起こすもの、そしてもう1つはもの自体に仕掛けが存在し、そのタネの力によって不思議な現象を成り立たせるものである。初心者が陥りやすいミスはまずここの選択にある。マジシャンたるもの器用でなければならない、ミスディレクションなど高等な技術を駆使しているに違いない、こういった先入観が誤った方向へと進むきっかけとなる。一部の演技を除き、ほとんどのプロマジシャンは難しい技術を用いているわけではない。むしろ簡単な技術を用い、自分のリスクを減らす事で自身の余裕感を保つ事に意識を使う。ここで必要になってくるのが「もの自体に仕掛けが存在し、そのタネの力によって不思議な現象を成り立たせるもの」である。これをギミックと呼ぶが、実はこの「もの自体に仕掛けが存在し、そのタネの力によって不思議な現象を成り立たせるもの」には以下の2種類存在する。
- ギミック
これは想像しやすいと思うが、いわゆる「タネ」と呼ばれるものである。実はポケットがある、実は磁石が埋め込まれている、実は目に見えない糸があるなど多種多様だが、これらはマジックショップと呼ばれるお店で購入する事ができる。著者がよく利用しているマジックショップを以下に添付しておきます。意外と存在自体を知らない人も多いと思うので覗いてみてはいかがだろうか。
基本的にそれぞれの商品にPVがついており、どんな事が起こせるか事細かに書いてあるので是非こんな事やってみたいというのがあれば購入を検討してみると良いだろう。しかしマジックの道具というと高価なものも多い。社会人になればほぼ問題ない値段であるが、学生の内は少し厳しいこともあると思います。そんな方のために次の手があります。
- セルフワーキング
この単語を聞いたことがある人は少ないかもしれないが、self(自分自身で)working(機能する)という意味である。これは主にトランプマジックのジャンルを指す言葉として用いられ、マジックをする上で必要なものはほぼトランプのみである。トランプは非常に安価なのでとても手が出しやすいと言えるだろう。このセルフワーキングとはつまり数理トリックであるとも言える。トランプや数学におけるよく考えれば当たり前な事実を複数組み合わせる事で観客を煙に巻くのである。意外と分かるんじゃないかとあなどるなかれ。実際にセルフワーキングのマジックの一種を演じている映像がありますので良ければどうぞ。
本当にトランプ1組あればできてしまいます。またこの日本一のマジシャンポンチさんは分かりやすく的確に解説してくれていますので、もし良ければ他の動画も見てみてください。またこういったトランプのマジックを学ぶ上で方法としては3つほど存在します。YouTubeから学ぶ方法、上記のマジックショップのような場所で書籍およびDVDを購入し学ぶ方法、実際に教えてくれるマジック教室に通うという方法。結局YouTubeから学ぶ方法が一番コスパが良いと思うので気軽にマジックを始めたい方はYouTubeをおすすめします。
これらのマジックを習得するのにかかる時間は本当に30分程度です。30分練習すれば、人前で見せれるレベルになると言って良いでしょう。これは他のエンタメと比較するととんでもない事です。コスパ良くマジックを身につけるという事はコスパ良く人気物になれる、コスパ良く盛り上げれるということです。是非みなさんも気軽にマジック始めてみませんか?30分後、きっとあなたは別人になっていますよ。
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映画HELLO WORLD 考察
このセカイはラスト1秒でひっくり返るー
とても目を惹くキャッチコピーだが、映像がいわゆる3Dっぽい地雷臭のする映画である。しかし京都が舞台という事で一応観に行ったので、内容について思った事を。
主人公の住む世界は実はデータの世界で本当は外側に現実世界があり、その現実世界から現実の主人公がやってくる。そこから物語は始まり、そこで住む世界がデータだったという1つの衝撃があるわけだが、その後に再び衝撃が訪れる。外側の世界もまたデータの世界だったのだ。いわゆるマトリョーシカのような構造になっており、現実だと思っていたらデータで、その外側も実は現実ではなくデータだったという二段構えなわけだが、そのストーリーラインが結果的にラスト1秒でさらにもう一つパラレルワールドがある事が示唆されて終わる。
なんか難しそうというのがこの映画の感想を聞いて思う事かもしれないが、実際映画を見終わった直後、なんか難しかったね、理系が好きそうなどという感想が飛びかっていた。人々が難しいと感じる理由はどこにあるのだろう。サプライズの連続なはずなのに心が高揚しないのはなぜだろう。それについて考察をしてみた。
エンターテイメントにおいて盛り上がる基盤にあるのは、「ルールの共有」である。この映画においてマトリョーシカ構造になっているというルールは早めに共有されたが、結果最後までそのマトリョーシカ構造の中で起こる不思議現象の数々の理由は分からず終わってしまった。これでは出てくる感想が、なんか派手だったね。とか助かって良かったね。とか薄い感想になってしまう。どうしてそんな事が起こるのか。このような理由でこうする事は不可能である。この世界にはこういうルールがある。そういった中で絶望と思われる状況をそのルールの範囲内で突破する事を主人公は求められる。バトルをしていて、絶望的な状況に陥ったのに、なぜか超常的なパワーを手に入れ相手を倒したのでは爽快感はあっても納得感はないのである。ここが駄作が生まれる1番の原因である。いかに緻密にルールを作り上げて則っていくかにかかっている。その世界について分からない事が一番モヤモヤするのである。
やや不思議な世界に主人公が巻き込まれる
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世界の探索が始まると同時に世界観が分かり、その世界のルールが共有される
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ピンチが訪れ、ルールに照らし合わせて考えると、絶望的であることがわかる
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誰も思いつかないような打開策かつルールの範囲内の策でピンチを突破
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エンド
突き詰めればこれの繰り返しを続けるのが王道であり、良作を生み出す秘訣と言える。自分勝手なエゴや風刺などは観客を惑わせ、納得感を損なわせる原因になり得る。このシークエンスの繰り返しの中で伏線が回収されたり、バッドエンドになったり、感動して終わったりそのようにしてエンターテイメントとは完成される。これではワンパターンの作品しか作られないのではないかと思う人もいるかもしれないが、世界観や主人公のキャラクター、ピンチの状況、ピンチの数、エンドの方法など様々なパターンが考えられる。しかし突き詰めればこのシークエンスの繰り返しである。
みなさんも映画やアニメ、ドラマなどのシークエンス、そして「ルールの共有」について意識して見ると、どうしてその作品を面白く感じるのか、つまらなく感じるのかより深く分かり、楽しくエンターテイメントを享受できるはずだ。
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